非常識への勇気を伝えてくれる勇者がここにいた。
黒縁メガネのシンガーソングライター高橋優くんである。
高橋優さんでもなく、もちろん高橋優でもなく
優くん...ひらがなの〝くん〟がこんなにしっくりきたことがないくらい似合う。
私もかねがね素晴らしい秋田の何かを何とかしたいと関西と全てが対局にあるようなこの『秋田』の小さな町が産んだ自慢の宝物だ。
大きなうねりに秋田県民は気づいているかい?
きっと今に世の中をも動かすよ。
デビューして10年になろうかと言う優くんに、周りはザワザワしだしているものの、私ときたら全くのスルーでいた。
そんな私が9月15日に行われた、毎年恒例になりつつあるの高橋優くん主催の野外音楽フェスに晴天の秋の高い空の下に熱狂することになった。
ラストの曲『プライド』の前奏が流れた時にはもう滝のように勝手に涙が溢れて、よーこんな涙ぎょーさんでるなぁと片隅で思いながら300mlは出てるやろと心の中の、底の底にへばりつくつまらん常識と共にぜーんぶ流してやった。
彼の『プライド』という歌を初めて聞いた時の衝撃は今でも忘れへん。歌詞が飛んできては刺さり壁に貼り付けられて動けなくなってしまったようだった。
「1度自分の中でよーく噛み締めてみぃ」と歌詞の裏側から見えないヤツに言われているようで魂の私が私より先に優くんに達観しているようだった。
優くんとの出会いは、本気の優くんファンからすればちょっとムカつくかも知れんけどどうか聞いてほしい。
偶然が重なった。
大阪から妹たちが遊びに来た時、カラオケ行きそこでフェスに応募しないかと店員さんに声をかけられ私の知らぬ間に妹が代わりに応募用紙に記入し応募してくれてた。
妹「応募しといたで~」
なんかどっかの事務所の聞いた事のあるやり取りのソレで、「友達は落ちたんだけど僕だけが通っちゃいました」的なことになるやつやなぁと思いながら
私「ふ~ん ところでフェスってなんや...」くらいだった。
どうせ当たらんし、あんまり興味も無かったのは事実だった。
それが何と当選したのである!
2日間あるうちの9月15日の当選で、14日なら絶対どうもがいても仕事で行けなかったのでこれは行ってこいってことやなと解釈した。
そんなご縁を引き合わせた妹は、関ジャニのファンクラブに入っていて私にも入ってくれいとチケットどうのこうのという大人の事情で、あいよと私も全くもって興味が無いもののファンクラブに入っていたんだけれども、彼女曰く『大倉くんと高橋くん』っちゅうラジオが本気でおもろいと。いついつのこんな話聞いてみて(⑉°з°)-♡~と言う熱量に対し、わたしは『おっおん...』( ˘ω˘ )くらいだった。
私の中の高橋優くんとは...
我が秋田出身で秋田愛に溢れていて、フェスを通じて色んなアーティストを秋田に連れてきてくれて音楽で盛り上げてくれてる、秋田県民男子特有のお顔立ちの黒縁メガネのお兄ちゃんくらいの認識しか無かった。
でも、せっかくフェスに行くんやし、代表曲くらい一緒に口ずさみたいなぁと思って、YouTubeやらで楽曲に触れてみようと試みた。秋田のここら辺のスーパーなどは歌なしのポップな優くんのメロディだけがしょっちゅうリピートしてるからメロディは完璧に刷り込まれてたw
そんな動画の中からラジオを聞くともなくぷらっと聞き、大倉くんに絡む高橋優くんの嫉妬心丸出しと、我が恥部を惜しげも無くあらわにしている優くんを感じて、私自身が長年抱いていた違和感の部分のド真ん中を覆すのを彼から感じた。本気でこんなモロだしの囲いなしのすってんてんのエンヤコラセ~のドッコイセが秋田にいたんだ!と除夜の鐘の中に入ったようだった。
優くんを愛してやまないファンたちは、辛辣な表現は優くんの魂と共鳴してこそなのだと気づ居てくれているハズ... ハズ...。
そしてそんな合間にかかる様々な曲にいちいち身体に浸透して拡散していく様を感じずには居られなかった。
心に染み入るとかではなく、逆に自分自身が四方八方へと広がる感覚。そして私の中の本当の自分が歌をそして歌詞をエネルギーを要求するのである。私より私の魂の方が先にファンでいて、そして虜になったようだ。
『どうだい素晴らしいだろ?思うまま揺さぶれるが良い』と言われているようで、これは大変なことになってきたとなんか何処から来るのかわからんザワザワ感がやってくるのである。
フェスを目前にし生の歌を聞けるとワクワクしてたんだけど...
当日一緒に行くはずのフェスには全く関係ない生粋の〝星野源〟ファンの娘はバレーの練習試合を呆気なく練習やのに選び、マジかひとりかと思いながらもせっかくだし行くことにしようと決めた。
回り回って生粋の源ちゃんファンの娘も途中で参戦し、まんまと心を射抜かれて遠距離恋愛の彼より近くの男友達みたいな感覚になったんやなかろうか。
彼女のInstagramやTwitterはスカパラと優くんに様変わりしておるw
2番の途中で鼻を赤くして涙ぐみながら歌う優くん。
決してイケメンではないけど
抜群のスタイルではないけど
黒縁メガネやのに
なぜにそないに惹かれるのか。
何も着ていない
魂。
塀も、柵も、段差も、なんにも無い。
心の底からの嫉妬が溢れてきたらただ溢れされて堰き止めず
心の底からの恥ずかしめがダダ漏れている事にも気づいてもおらず
...ありのまま。
上手く伝わるかどうかわからないけど、本当の優くんに、奏でる楽曲に私たち人間の『常識』や『こうあるべき』や『自分のものさし』や『自分の教科書』がない本質のまっさらの部分の魂が繋がりたいともがくのでは無いかと感じてしまう。
そう感じている人はきっと少なくないはず。今のこの世の中の様々なひずみに先導する魂ここにあり。
優くんのコーナーが有りました~
会場に訪れたファンに対してそれはそれは素晴らしい心配りが随所に見られました。
休憩場所や、木陰作り、優くんを他の出演者をより近くで感じられるコーナーや、秋田ならでわのフェスの盛り上がりを肌や視覚、味覚などは他では味わえないと思いました。
『至れり尽くせり』という愛すら感じました。
また来年行きたい!参加したい!と強く願っています!
来年は一緒に歌えるように沢山聞こうっと。...難しいねんなぁ~なんでかメロディに収まらない字余り感がもどかしくてさ w
また会える日を心待ちにしながら明日はきっといい日になると信じて...。
今日もお読みくださりありがとう!ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤও⸜(*ˊᵕˋ*)⸝